『スプリング・ガーデンの恋人』(2003)感想
原題「HOPE SPRINGS」
92分、アメリカ、イギリス
出演:コリン・ファース、ヘザー・グレアム、ミニー・ドライヴァー
またミニー・ドライヴァーかよ!!!
原題で調べるとメリルストリープ主演の熟年夫婦をテーマにした映画が出てくる。それはそれで面白そう。
失恋した画家のコリン(役名)はショックを癒しに来たアメリカの片田舎で、かわいいアメリカ娘マンディと恋に落ちる。
そのまんまである。軽くて頭使わないからボーッと観れる。正直よくあるラブストーリーで展開は普通かな、途中ダレるし。
しかしこの映画はコリンファースがひたすらかわいい!!!
一見不機嫌そうな顔をしてるのに、仲良くなったらとってもお茶目な男。これがギャップ萌えか…
謎のマフラーダンスをするお茶目なコリン、ヨガが下手なコリン、裸にシャツ1枚なコリン…
ブリジット3でも観た、長距離のお姫様だっこで辛そうなコリンが観れます。(こっちのが先)オマージュだったのかな?
普通に恋人とベッタベタでめっちゃセックスしてるし、良いですなー。
キュートでセクシーで、かつ知的な眼差しを持つ、コリン・ファースの愛すべき姿を堪能できる。
そしてヘザーグレアムもチャーミングなアメリカ娘でめっちゃかわいい。マンディのお部屋のインテリアはちょうちょばっかり!こんな部屋に住みたい。
元婚約者のヴェラに関しては悪質ないたずらとしつこさが面白みなく、邪魔でしかなかった…コリンはなんでこんな人と婚約してたんだろう?全く魅力を感じられなかったぞ。もう少し魅力を描き出しても良かったのに。そこらへんが浅い。
周囲の人が優しいのもほほえましい。
あとはロケーションが良かったなー。アメリカの片田舎の秋、落ち葉が綺麗だった。
みんなハッピーエンドで最後はロマンチックに終わるから安心感があるよねー。
告白の仕方はイギリス男性っぽいというかややこしい…(笑)
blink182のAll The Small Thingsに乗って黄色い車を爆走させるシーンが最高。この映画のサビ。謎の青春感がある。
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『聖トリニアンズ女学院 史上最強!?不良女子校生の華麗なる強奪作戦』(2007)感想
原題「ST.TRINIAN'S」
101分、イギリス
出演:ジェマ・アータートン、タルラ・ライリー、ルパート・エヴェレット、コリン・ファースなど
邦題なげえ!(笑)この手の学園コメディ系はなぜいつも邦版ジャケが垢抜けないのだろうか…
例の如くレンタルビデオ屋さんで見かけないけど、Amazonとかで比較的気軽に手に入るから買うしかない!(実は某動画サイトでも見掛けたけど)
主人公が転校させられたのは自由極まりない破天荒な不良女学院!
彼女達は文部大臣に脅かされた学院の存続のため、あらゆる悪知恵で危機に立ち向かう!…って感じのハチャメチャガールズムービー。
ほんと自由すぎるB級コメディなんですよ(好き)ストーリーの起伏激しくて頭キーンなるわ!
聖トリニアンズは麻薬に偽造ウォッカの作り方と犯罪のやり方に爆弾の作り方を学べる素晴らしい学校です…。
セレブにオタクにエモだったりの個性を発揮しつつ共存する女の子達。みんなかわいい。
イギリスらしくブラックユーモアたっぷり。
オリヴァー・パーカーの映画は画面がポップかつにぎやかで楽しいんだよなー。娯楽映画を作るのが上手だなあと思います。遊びをたくさん入れてる。
見所は悪名高き学院に刃向かう大臣役コリンファースのいじられ方!
窓から落とされる。犬に発情される。脱がされる。薬を盛られる。襲われる!そしてウィンクがへたくそ。
作中にはとにかく色んなコリン作のパロディが…ざっと見て『アナザーカントリー』、『高慢と偏見』、『アーネスト式プロポーズ』、『トラウマ』、『真珠の耳飾りの少女』、『ブリジットジョーンズ』などなど。知っていれば知っているほど、ひでえ!と笑える。
個人的ヒット:
校長の飼い犬の名前がダーシーで、犬ダーシーに靴の上で発情され腰を振られる大臣。
伝家の宝刀、歩く濡れシャツコリン。
真珠の耳飾りの少女の絵を見て「コリンファースがヤろうとした女だわ」って生徒が言うシーン。アカンだろ。
強烈な女校長を演じるルパートですが(女装にノリノリである)、コリンとは『アナザーカントリー』と『アーネスト式プロポーズ』で共演してて、女校長の存在と作中の二人の展開そのものがパロディになっているという…。役者いじりに本気だ。
『アーネスト~』は監督一緒だしね。セルフパロディしている。
そしてアーネストと同じく、コリンとルパートの謎曲デュエットが流れるエンドロール…。ファンは必見。
あとね!パッケージの人物配置が謎すぎるのにとりあえず突っ込みたい。真ん中の女の子は主役じゃないよ!
無駄に豪華な俳優陣とかわいい女の子達がふざけていて癒されました。こういうアホな映画をもっと!
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『ぼくのプレミアライフ』(1997)感想
原題「FEVER PITCH」
102分、イギリス
出演:コリン・ファース、ルース・ジェメル、マーク・ストロングなど
ニック・ホーンビィの自伝的小説の映画化。
これ、かなり好き。日本版のジャケのコリンも稀に見るアホ面でかわいい。あえて海外版の別アングルの画像をお借りしました。
私が知る限りコリンファンにもけっこう人気の作品なはずだけど市場にセルが出回ってない。(レンタルは勿論期待できない)
ずっとAmazonマケプレで9000円という高値を叩き出しておりました。
しかし最近見てみたら、2018年1月、最安値が更新されている!
全国のコリンファン、今がチャンスですよ!!たまーに出てるオクでもそれなりにするんだよ…(と思ったらつい先週までヤフオクで3000円で出されてた。何があった。)
アーセナル(サッカーチーム)狂男の物語。休日は試合の予定優先、話すことはサッカーのことばかり。仕事は教師。
同じ職場の彼女ができたはいいけど、相変わらずサッカー三昧で、ちょっと困ったことになっていって…。
彼女にとっては、興味がない趣味に彼氏がかかりっきりなのは確かにつまらないかもしれないな。趣味狂は罪深い。
彼氏の趣味を「ガキ」1つで片付ける理解のない彼女でもあった。連れてってもらった試合くらいもうちょっと楽しそうにしようよ…
当たり前だけど会話とか生活がイギリス人って感じの映画。a,b,で理由説明したり遠回しで物事伝えたり…あと右ハンドルの車。
主人公ポールはサッカー狂で、子どもっぽいというか、バカっぽいとこある。
女とくっつくのはスマートで早い。
ロマンチックなセリフも言えるんだけどね…、「アーセナルとは21年の付き合いだから」とか彼女の前で言っちゃう。
コリンが非常に表情豊かで愛らしい。こんなに表情筋動かせたのねw
今のイメージとは全く違う、ふわふわパーマにゆるい革ジャンを羽織るカジュアルなコリン、最高。
夜のグラウンドで革ジャンのジップ上まで上げて、友達とタバコすぱすぱするコリン。
ひたすら叫んでいる。とにかくサッカーを楽しむ姿がイキイキしてて良い。
こういう感情的で素直なキャラなので、彼の魅力ももろに伝わってくる。
キスシーンは相変わらず素敵。急ににじみ出すフェロモン。
サッカー友達のマークストロングがまた性格の違うアツいファンで面白い(笑)人好きする表情だなー!こいつら仲が良すぎる、二人で試合観戦するシーンはこの映画のサビ(断言)
いいなあ、サッカー楽しそう…ラストの試合良かったよーー。
しかしこれ最後いい結果に終わらなかったらどうしとったんや。
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『シークレット/嵐の夜に』(1997)感想
原題「A THOUSAND ACRES」
105分 アメリカ
出演:ミシェル・ファイファー、ジェシカ・ラング、コリン・ファースなど
『リア王』ベースの小説の映画化。ジェシカ・ラングはこの作品でゴールデングローブ賞の主演女優賞にノミネートされたって、いや、びっくり!確かに力のこもった演技だったのだけれど、それにしてもこの地味さはなんなのだろう。レンタル屋さんにはほぼ無いです。暗いドラマだしね…
広大な農場を持つ大地主一家の重い話。農場を取り囲むコミュニティの長であった父は、ある日引退を宣言し、土地の分割を提案する。反対した末娘のキャロラインは分割から外されてしまった。引退した父の様子は少しずつおかしくなり…。
密度が高い。つまらない話じゃないんだが重く深刻でずっと息が詰まる。
父親…土地…大きな存在に振り回される美しい娘達。お父さんボケたんだよ、で済まない世界。
農場経営って大変なんだなあ。狭いコミュニティの長が周囲を巻き込むとこんなに悪い方向に向かっていくのか、と。
三姉妹の顛末がひでえ。父親との愛憎、断ち切られる絆。信じたものとはなんだったのか…のどかな農場風景が美しくて騙されるけど、鬱映画に近いぞ!
弁護士の末娘役のジェニファー・ジェイソン・リーが可愛くてちょっと癒される。機嫌の悪そうな表情が良い。
出てくる「愛」がかなしいものばかりで落ち込む。
土地が広すぎて姉妹でそれぞれ敷地内に家持ってるのにびっくり。大陸の話だ!家の調度品とか食事風景が家庭的でけっこう興味深かった。この時代ってもうノートパソコンあったんだ。
若きコリンファースは主人公一家の隣人の放浪息子で女たらし。根は悪くないけど責任感がない男。
かなりセクシーで魅力的である…。周りの男とは違う危うさや自由さ、優しい雰囲気を漂わせていてこりゃあ好きにならずにはいられないわ。
情事後に女性を撫でる手つきが優しいのです。薄い胸毛と脇毛を堪能できます。
若コリンは真顔でもムニッと口角が上がっていて、笑っているみたいでかわいい。シワのない目元は形の美しさが際立つ。子供みたいに無垢な印象を受けるけど、時おりたまらなくセクシーな目付きをする。
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『サークル・オブ・フレンズ』(1995) 感想
原題「CIRCLE OF FRIENDS」
102分 アメリカ・アイルランド
出演:ミニー・ドライヴァー、クリス・オドネル、コリン・ファースなど
若きコリンファース目当てですが思ったより面白かった。垢抜けない青春映画。おしゃれさがないので逆にリアル…。
舞台が古くないか?と思ったら1950年代の話。
アイルランドの美しい田舎風景や建物。カトリックに人々が縛られている。ここまで青春な恋愛モノは観ないので新鮮でした。
川辺で性行為について善か悪か語る、汚されてない若者二人。青くてキラキラしてる。
序盤かなり暇…。後半にかけて女の子達の芯の強さが見られてよい。
クリスオドネルがイケメンで良い子でキュンとくる。流されやすい弱い男。青い瞳がきれい。
主演のミニーはあんまりかわいくない…もう少し容姿を磨いてくれないといい気持ちになれないです。なぜイケメンがこの子を好きになるのだ…。横顔はかわいいかな。演技力はあると思う。
しかし外国の女の子はどれだけアレでもドレスアップすると映えるね。親友二人はまばゆい美しさ
サイモン(若髭コリン)は至らない貴族の息子。コリン、顔はピチピチなのに喋り声が今と変わらない。瞳がキュルルンとしている。
恐らく経験ない若者であろうに髭あるのが違和感…初セックスに白シャツと靴下だけで体育座りかわいいです。
車の中でオーゥオーゥ言いながら盛るコリンファース。クズだがなかなかにかわいい役だった。身分の違い、金の重要さなど考えさせられる。
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