『聖トリニアンズ女学院 史上最強!?不良女子校生の華麗なる強奪作戦』(2007)感想
原題「ST.TRINIAN'S」
101分、イギリス
出演:ジェマ・アータートン、タルラ・ライリー、ルパート・エヴェレット、コリン・ファースなど
邦題なげえ!(笑)この手の学園コメディ系はなぜいつも邦版ジャケが垢抜けないのだろうか…
例の如くレンタルビデオ屋さんで見かけないけど、Amazonとかで比較的気軽に手に入るから買うしかない!(実は某動画サイトでも見掛けたけど)
主人公が転校させられたのは自由極まりない破天荒な不良女学院!
彼女達は文部大臣に脅かされた学院の存続のため、あらゆる悪知恵で危機に立ち向かう!…って感じのハチャメチャガールズムービー。
ほんと自由すぎるB級コメディなんですよ(好き)ストーリーの起伏激しくて頭キーンなるわ!
聖トリニアンズは麻薬に偽造ウォッカの作り方と犯罪のやり方に爆弾の作り方を学べる素晴らしい学校です…。
セレブにオタクにエモだったりの個性を発揮しつつ共存する女の子達。みんなかわいい。
イギリスらしくブラックユーモアたっぷり。
オリヴァー・パーカーの映画は画面がポップかつにぎやかで楽しいんだよなー。娯楽映画を作るのが上手だなあと思います。遊びをたくさん入れてる。
見所は悪名高き学院に刃向かう大臣役コリンファースのいじられ方!
窓から落とされる。犬に発情される。脱がされる。薬を盛られる。襲われる!そしてウィンクがへたくそ。
作中にはとにかく色んなコリン作のパロディが…ざっと見て『アナザーカントリー』、『高慢と偏見』、『アーネスト式プロポーズ』、『トラウマ』、『真珠の耳飾りの少女』、『ブリジットジョーンズ』などなど。知っていれば知っているほど、ひでえ!と笑える。
個人的ヒット:
校長の飼い犬の名前がダーシーで、犬ダーシーに靴の上で発情され腰を振られる大臣。
伝家の宝刀、歩く濡れシャツコリン。
真珠の耳飾りの少女の絵を見て「コリンファースがヤろうとした女だわ」って生徒が言うシーン。アカンだろ。
強烈な女校長を演じるルパートですが(女装にノリノリである)、コリンとは『アナザーカントリー』と『アーネスト式プロポーズ』で共演してて、女校長の存在と作中の二人の展開そのものがパロディになっているという…。役者いじりに本気だ。
『アーネスト~』は監督一緒だしね。セルフパロディしている。
そしてアーネストと同じく、コリンとルパートの謎曲デュエットが流れるエンドロール…。ファンは必見。
あとね!パッケージの人物配置が謎すぎるのにとりあえず突っ込みたい。真ん中の女の子は主役じゃないよ!
無駄に豪華な俳優陣とかわいい女の子達がふざけていて癒されました。こういうアホな映画をもっと!
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